Silk Cocoon

未来に在る思い出を探して綴るアイカツおじさんの日記

アイカツ174話「私のMove on now」感想

 絹保です。

 今日はアイカツ第174話を観た感想を書きます。

 

 

ざっくり174話のあらすじ

 

1、リサはSLQCで神崎美月の「Move on now」を歌うことを、ののに明かす。Move on nowはリサにとって思い出の一曲であるのだが、SLQC当日は美月本人も会場に来ることを知り、美月の前でちゃんと歌えるのかと、リサは急に自信を失くしてしまう。

2、そんな悩みを珠璃に話すと、珠璃も以前は周りの目を気にしていたことがあったが、そんなことは気にせず、自分らしく振る舞うことで自信が付いた、ということを教えてもらう。そこで珠璃は久々に再開したサングリアロッサのトップデザイナーであるエンシエロ篤から「セニョリータシェヘラコーデ」を受け取った。帰り道で珠璃の言葉を思い返したリサは「美月のMove on now」を歌うのではなく、自分らしく「白樺リサのMove on now」を歌うのだと決心する。

3、SLQCの開幕。珠璃はセニョリータシェヘラコーデでステージに立ち、圧倒的なパフォーマンスを見せた。リサも「自分らしい」ステージを披露し「白樺リサのMove on nwo」を歌いきる。しかし得点は珠璃に一歩及ばず、リサは2位という結果に終わった。だが美月からは「私の大切な曲をすてきに歌ってくれてありがとう」と、感謝の言葉を贈られるのだった。

 

 ついにスターライトクイーンカップが開幕。初日には珠璃ちゃんとリサっぺが出場し、どちらも素晴らしいステージを披露しました。
 今回の大きな見所は、やはり「セニョリータシェヘラコーデとChica Chica珠璃ソロ」「リサソロMove on now」の二点だったのではないでしょうか。
 

 いつ出るんや、何やっとんじゃ篤、と散々言われたシェヘラコーデ。むしろここまで温存して正解だったんじゃないかとも言える登場を果たしました。本来ならば発動出来ないはずのフィーバーアピールも出してきてもう穏やかじゃなさすぎる。
 当時そのまま出していたら、ここまで圧倒的な魅力も感じなかったと思います。まぁ現実的な話をすれば、今になって出しても販促効果は見込めないはずですが、むしろ今なら販促を気にせずに思いっきり出来る、ということだったのかもしれません。何にせよ、個人的にはこのタイミングで出したことは大成功だったと思います。個人的にはね。

 そして見所のもう一つ、リサっぺソロのMove on now。アニメアイカツで一番最初に登場したライブシーンがこうしてリメイクされるのは非常に感慨深いものがありますね。最初期モデルの美月さんもちらっと映ってたし。


 アイカツ4期、というかリサっぺに関しては、物語開始時のいちごちゃんのフォーマットをセルフオマージュしているところが多く見られ、今回もそれに近いものを感じました。
 平凡な女の子が、本物のアイドルのステージを観て、自分もアイドルになりたいと思うようになる……。リサっぺがアイドルに憧れる想いの中には、美月さんの存在もあったんですね。
 一度は自信を失くしかけたリサっぺが「自分を信じること」で、自分らしいステージを成功させる……。まさに「憧れを現実に出来るのは信じる力」であり、リサっぺは、今こそ前へ進んだわけです。

 Move on nowは恋する女の子の曲ですが、いちごちゃん然りリサっぺ然り、どこか二人のアイカツを歌っているようにも思える歌詞で、そこがきれいに仕上がっているんです。(急成長する私。気まぐれじゃない、熱い思い始まっている、等)

 
 衝撃的であり感動的であり、セクシーでクールでビューティだった(どれなのよ……)リサっぺ初めてのソロステージ。そして2位という結果は、リサっぺにとって (アニメで描かれているうえでは) 初めての敗北となりました。
 

 スターライト学園の編入試験にののっちと二人で合格し、初めてのCMオーディションにも合格し出演。ついでに言えばつい先日のメイクイーンカップでもののっちと二人で優勝。実はここまで一度も敗北することが無かったんですよね。そんなリサっぺが、今回初めて珠璃ちゃんに一歩及ばず、敗北する結果となりました。
 

 しかし2位と言う結果にも「そっか」と、どこか気持ちの区切りがついているような表情を見せ、控室でも珠璃ちゃんに対して本心からの「おめでとう」を言っているように見えたリサっぺ。やはり残念そうな気持ちも伺えましたが、美月からは「ありがとう、私の大切な歌をすてきに歌ってくれて」と感謝の言葉を贈られます。
 

 1年目でも、スペシャルオーディションでMove on nowを歌っていちごちゃんに対して「Move on nowは私の歌。でもあのとき確かに、あなたの歌になっていた」と発言しています。美月さんにとっても、自分に憧れるアイドルが、自分の歌を素敵に歌ってくれることが、とても嬉しいのではないでしょうか。美月さんが絶対的な存在であること、そしてスターライトの生徒、引いては美月さんに憧れるアイドル全員にとって、とても素敵で優しい先輩であることが綺麗に描かれたいたと、強く感じました。

 続く二日目には、凛ちゃんまどかちゃん、そしてののっちが出場します。凛ちゃんまどかちゃんは兎も角、ののっちが何を歌うのか今から気になるところです。

 

 ではでは、今日はここらで一区切り。

 

 どうでも良いけど、徳井十九の名前って本編で初めて出てきた気がする。


絹保