Silk Cocoon

未来に在る思い出を探して綴るアイカツおじさんの日記

アイカツ178話「最高のプレゼント」感想

絹保です。今日はアイカツ178話を観た感想を書きます。

 

ざっくりとあらすじ。

 

1,早朝のランニングに励むスミレ、ひなき、珠璃の3人は、歴代のレジェンドアイドルの銅像が飾れる広間へ寄った。いつかここに、あかりの像も立つことだろう。自分たちも負けていられない。その頃、あかりはテレビ局で大空お天気の収録をしていた。スタッフからもクイーンに輝いたことを祝福されたあかり。収録を終えると、そこへいちごからの着信があった。

 

2,いちごの発案により、いちごの実家であかりのお祝いをすることになる。そこであかりは、いちごと一緒にライブをしたいことを告げる。ソレイユ&ルミナスという形で行われたライブは大成功に終わった。しかしこのライブは前座で、実は今回のイベントはあかりがSLQになったことと一緒に、あかりの誕生日を祝うためのものであった。

 

3,いちごは、プレゼントが欲しければ「自分をつかまえて」とあかりに言う。かくして、いちごVSあかりのプレゼント争奪レースが始まった。レースを終え、エンジェリーマウンテンの崖の上から広がる町並みを見つめる、いちごとあかり。そこであかりは、いちごに対して求めるプレゼントを告げた――。


 TVアニメ「アイカツ!」の最終回。……最終回です。
 今回は印象的なシーンを挙げるのではなく、まとめて感想を書きたいと思います。

 

 

 

 まぁー、最終回ということできっと泣いちゃうんだろうなぁと心して観ましたが、実際には最初から最後まで、ずっと笑顔で観ていられる内容でした。前回の177話では開始五分で号泣してしまった私ですが、今回はそんなこともなく、ずっと笑顔をもらい続けて視聴出来ました。

 

 いちごちゃんの実家でお祝いしてもらうあかりちゃんが本当に嬉しそうで、こっちまで嬉しい気持ちになりました。りんごさんの態度がまた良くってですね。言ってしまえば、りんごさんとあかりちゃんって直接な関わりは殆ど無く、ここでも言っていたように、先日お弁当を買いに来たときと、大スター宮いちご祭りのときくらいしか、二人で会話したこともなかったのではないかと思います。けれど、きっとりんごさんにとっては、アイドルとして大きく成長した娘が選んだアイドルが、いまこうしてSLQとして栄光を手にしている。そんな事実が、自分にとってもまた嬉しいのではないでしょうか。きっと一人の母親としての気持ちもあると思いますが、何よりもアイドルの先輩として。思えば、一期では美月さんに対しても、とても優しい態度で接していましたね。そのことを少し思い出しました。

 

 お祝いの席に出席するため、セイラちゃんとノエルちゃんのドリアカ音城姉妹も店にやって来ます。ノエルちゃんは同い年ということもあり、今まででもあかりちゃんとは仲の良さを感じさせるシーンが何度かありました。もしかしたら、アイドルとしてデビューしたノエルちゃんは、既にあかりちゃんと仕事を一緒していたかもしれません。だったら良いな、想像が膨らむなって気もしますが、それはともかく。
 

 ノエルちゃんに関しては、木村監督が「ノエル4期」と呟いていたことが実現した(?)ようなドリアカ編入となりましたが、編入後のエピソードが殆ど描かれなかったのは、少し物足りなさを感じました。とは言うものの。

 ドリアカに関して言うのであれば、ずっと言いたかった考察があるんですよね。個人的な意見ですが、はっきりと言ってしまえば、ファンサービス以外の面においてあかりGenerationにドリアカが登場する必要は一切無かったのではないかと思うんです。(補足するわけでは無いですが、私はドリアカメンバーのことが大好きなマジのドリアカ勢です。フォトカツのセイラちゃんPRのためには4万円の課金をしました。出なかったけど)
 これは何故かと言うと、セイラちゃんたちは、あくまで「いちごちゃんのライバルであるから」です。ドリアカはスターライトのライバルという立ち位置で二期より登場した存在でした。とは言っても「強敵と書いて"とも"と読む」が如く、セイラちゃんたちはいちごちゃんたちの良き友人となるわけですが、いちご世代、あかり世代として見ても、やはりセイラちゃんとあかりちゃんが絡む理由というか、必要は殆ど無いんですよね。だっていちごちゃんのライバルですから。
 なので、私は当初、ノエルちゃんはもっと早くドリアカに入学して、あかりちゃんと付き合いのあるアイドルとして登場するものだと思ってしました。結局ドリアカは殆ど登場すること無く、3期後半と4期でメイン回が作られた程度になるわけですが、ドリアカを登場させるには、やはりあかりちゃんたちと同世代の人物を登場させるものだと思っていたわけです。その予想は大きく外れましたけれどね。
 でもこうして振り返ってみると、ドリームアカデミーは二期における重要な存在であり、その役目を二期で満了したのではないかと思いました。お役御免では無く、お疲れ様ありがとう、という意味合いで通じて欲しいところ。だから3期以降ではゲストという形で登場したんでしょうね。私としては、それでも充分に嬉しいわけですが。

 

 ソレイユ&ルミナスの合同ライブでは、珍しい6人ステージが披露されました。ソレイユのメンバー、というかいちごちゃんの遊び心が表に出いているのが面白いですよね。それと、いちごちゃんがあかりちゃんに目線を送る箇所がかなり多いのも見所。アニメのライブシーンでは、いつからかカメラ目線になる箇所が増えるようになりましたが、今回のはそれが強調されていましたね。
 ステージ曲はカレンダーガール。アイカツのEDと言ったらこの曲だと断言しちゃう私ですが、今回でもやはりこう、込み上げてくるものがありました……。上手く言えないのがもどかしいですが、カレンダーガールという曲はこう、特別な曲って感じがするんです。みんなで歌うにも良い曲ですし、この場面にはぴったりな一曲でしたね。
 ……もしかしてドラマチックガールが来るんじゃないかって一瞬思ったのは内緒。

 

 さて、メインイベントであるいちごちゃんVSあかりちゃんのプレゼント争奪マラソンがスタートします。プレゼントの箱の横に描かれているのが、貝と星。あかりちゃんのイメージそれかよ!と思わず突っ込んでしまいました。

 

 トランポリンに対するコメントで、さくらちゃんが「並々ならぬ思い出があると聞いています」って言っているのが良いですね。スペシャルアピールの特訓を頑張るシーンは今でも印象に残っています。ここのクッションから降りる姿勢、いちごちゃんの降り方にスタッフのこだわりを感じる。それとスターライトドーナツを加えて着地するところも同じく。
 でまた突っ込んじゃった第5チェックポイント。……必殺技かな? 脚本の加藤さんも、何をやっても良いように、と仰っていましたが、本当に好きなことを全力でやってる感じが伝わってきます(笑 まぁアイカツと言ったら斧。これは揺るぎない事実ですね……。4期のクリスマスには斧が登場しなかったので、4期における斧のシーンはここで回収されました。
 
 エンジェリーマウンテンの崖を登り切り、二人は頂上から広がる景色をみつめます。いやこれてっきり「あのねEND」になるのかと思っちゃいましたよ。まぁあかりちゃんが何を告げたのかは、あえて言及しないでおきますが、個人的には「あぁこういう終わり方をするのかぁ」と新鮮な気持ちになりました。いちごちゃんと並んでステージに立つあかりちゃん。「二人のアイカツ」が、ここからまた新たに始まるんですね……。良いですね、呼び捨て。より近付いた二人が上手く描かれていたと感じました。


 

 では178話の感想はここで区切り、アイカツに対する気持ちをば。

 TVアニメ「アイカツ!」は三年半の放送を終え、いちごちゃんとあかりちゃんのアイカツは、ここで一区切りを迎えました。話数にして178話と劇場版が2本。決して少ない本数では無く、そこには様々な製作スタッフの想い、ファンの想い、そして何より、登場するアイドルたちのアツいアイカツの記憶が込めれています。
 私が視聴を始めたのは、確か一年目の40話が放送されたあたりだったかな。リアルタイムで観始めたのは二期からでした。DCDをプレイしていた (というか実際にはゲームの方から入ったんですけどね) こともあり、内容にはすぐに惹き込まれました。
 いま胸を張って堂々と言えます。私、本当にこのアニメ作品を好きになって良かったって。本当にそう思います。
 正直なところ、やっぱり「アイカツ!」が終了してしまうのは本当に淋しいです。私がどれだけこの作品から影響を受けて、毎日元気をもらっていたか、語りきれない程です。
 それでもここは、前向きに考えたいって思うんですよね。
 アニメで描かれるあかりちゃんたちのアイカツは、ここで一区切りしましたが、終了したわけではありません。いつかの未来、何かしらの形でさらに成長したあかりちゃんやいちごちゃんの姿を見られる日が来るかもしれない、私はそう思っています。
 

 それに、こうしてBlu-rayを揃えた作品もアイカツが始めてです。アイカツにお金をつかうのは惜しくないとでも言わんばかりに、まぁよくこれだけ揃えましたねって我ながら思うところですが。あかりちゃんたちの姿が見たくなったら、こうしていつでも振り返ることが出来ます。
 

 前向きなのか、しがみついたままなのかは自分でもよく判りませんが。私としては、これからもあかりちゃんやいちごちゃんはアイカツに励んでいくんだと思っていますし、それを思えば前向きな気持ちになれるなって感じます。あかりちゃんたちは、いまを生きています。日々のアイカツに励み、アイドルとして、人間として、いまを生きているんです。それを応援し続けるのが、ファンの使命でしょう。前回も書いたなこれ。
 こうしてたくさんの元気をくれて、私を笑顔にしてくれたアイカツに、心から「ありがとう」と言いたい。大好きなアイカツに、心から感謝の言葉を贈ります。
  
 私を笑顔にしてくれて、ありがとう。これからも、大好きだという気持ちは変わりません。本当に、ありがとうございました。


 ではでは、今日はここらで一区切り。

 

 絹保