Silk Cocoon

未来に在る思い出を探して綴るアイカツおじさんの日記

アイカツスターズ!第2話「ふたりはライバル!」感想

絹保です。

今日はアイカツスターズ2話を観た感想を書きます。

 

ざっくりとあらすじ

 

1,S4が司会を努める番組「アイカツTV」。先日の新入生お披露目ステージについての話題では、注目の生徒としてゆめがピックアップされた。番組の反響は大きく、校内でもゆめはすっかり時の人となっていた。しかし授業では、ゆめが発声を上手く出来ていないことを不思議に感じる生徒も多く、桜庭ローラもその一人であった。

 

2,一週間後に組決めオーディションを控えたその日は、一年生が各組へ自由に見学に行けるという組活動の時間が設けられていた。それぞれの組を回ったゆめの元へローラが現れ、自分が絶対にS4になると宣戦布告を受ける。そんなローラに苦手意識を感じていたゆめだったが、新入生歓迎パーティで行われるステージに、ローラと二人で立つことが決まった。

 

3,意見も合わず、ローラの態度も良く感じていないゆめだったが、ローラからアドバイスが込められた楽譜を受け取り、ローラの実力に少しでも追いつこうと特訓をする。夜のランニングで鉢合わせた二人は、振付のおさらいをし、ステージ衣装はスクールドレスで合わせようと決める。同じ目標に向かった二人は、いつしか意見が合うようになっていた。歓迎パーティのステージを成功させた二人はお互いをライバルと認め合い、固い握手を交わすのであった。

 

 


アイカツスターズ第2話「ラララ☆★ライバル」(嘘)
桜庭ローラの登場回とも呼べる今回も見所がたくさんありましたね。印象的だったシーンをいくらか挙げたいと思います。

 

・桜庭ローラに関して
 第1話で遅刻して窓から入ってきたインパクトは消えないままですが。今回は前半ではやや嫌味なところ、後半では良きライバルになっていく姿が描かれていました。凄いステージを披露しておきながら、発声が殆ど出来ていないゆめちゃんに対して、本気を出していないのかと苛立ちを見せるローラ。歌には全力投球したい、という発言から、ローラが歌組に対してどれだけ情熱を燃やしているかが良く判ります。腹筋が無いことに対する発言や、ゆめちゃんに「あなたにS4は無理よ」と言う態度。嫌味というか、やや生意気な態度と言うのでしょうか。しかし後半では、ゆめちゃんに対してしっかりアドバイスを送り、特訓も陰ながら見ていたりもしました。公式の紹介を見ると「ちょっと生意気な姉御肌」とあります。そんな性格が、しっかりと表れていたように感じました。

 

 ステージのあとには、ゆめちゃんに対して陰口を叩く生徒に正面からぶつかって行ったローラ。共にステージに立ったことで、いまのゆめちゃんの実力や伸びしろを認めたのでしょう。ライバルとして熱い握手を交わしました。
 アイカツでは二期で登場した音城セイラちゃんがライバルキャラとして描かれ、あかりGenerationでも、凛ちゃんまどかちゃんがライバルという呼び方をよく使っていました。(もっと言えば、最初に登場したライバルキャラはヒカリちゃんかな)しかし、どのライバルも大の親友だったり、最初のうちは対決ばかりだったり、対決はせずにお互いに負けない気持ちで頑張ろうという距離感だったり(まど凛がこれ) 、ライバルの描かれ方にも違いがありました。ゆめちゃんとローラが、どういったライバルとして成長していくのか、これに関してはアイカツスターズにおける大きな魅力になるポイントではないかと思います。とても楽しみです。

 

あとOPでゆめちゃんのアイカツモバイルにローラから着信があって、名前と写真が表示されるけど、あれ酢昆布食べてるとこ撮影されて恥ずかしがってる姿ですよね。かわいい。

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↑あぁもうかわいいな……

 


・S4に関して
組活動の時間では、各組の様子と共に、そこでトップに立つS4の姿が描かれました。4人ともトップクラスの実力を持ち……とか御託は置いておくとして、まぁ誰もが突っ込みたくなったのが夜空さんでしょう。
2Lの水が入ったペットボトルを頭に乗せてウォーキングをするその姿は……こう、まぁ凄いんだけど、凄いんだけどさぁ……。上手く言葉に出来ませんが、もの凄くアイカツらしいワンシーンであったのは確かだと思いました。

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↑どんなドヤ顔だよ……

 

 劇組ではツバサ先輩のお芝居、舞組ではゆず先輩のダンス、歌組ではひめ先輩のひめトレが紹介されていました。またそれぞれの先生が個性的で。スターライト学園の先生は織姫学園長、ジョニー先生、それと涼川先生くらいしか出番がありませんでしたが(他の先生もデザインは決まっていて、何度か出番はありましたけど)、スターズでは各組の4人の先生が準レギュラーとなるのでしょう。先生=ジョニー先生の印象が強いのは事実ですが、これからは、この4人の先生にもドラマがあると面白いですね。……まぁ、どの先生もジョニー先生に負けじ劣らず個性的ですが。

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↑これがみかんである

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↑心にマタタビを燃やせ!

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↑空気イスやってます

 

 

・ステージとその後に関して
すっかり打ち解け、二人でステージを成功させたゆめちゃんとローラ。ステージが終わると、客席で見ていたらしき他の生徒が、ゆめちゃんの陰口を言っているところを目撃します。それに対して真正面から自分の思っていることをぶつけるローラ。ちょっと照れた感じのゆめちゃん。下の名前で呼び合い、熱い握手を交わす二人……。話としてすっきりとまとまっては居ますが、実はこれ「アイカツ!」では殆ど無かったようなシーンです。
 「アイカツ!」は、善人しか登場しない落語をモチーフの一つとして挙げており、劇中に悪い人はほぼ一切登場しません(中にはミスターSなどマスゴミも居て、完全に登場しないわけではありませんが)。なのでこのように陰口を言うような描写はありませんでした。ここが既に「アイカツ!」とスターズでの大きな差別化となっており、あえてこのようなシーンを入れることで、ドラマに幅を効かせることに繋がっているのではないでしょうか。


そして明らかに悪党の顔をしていたのが学園長の諸星氏……。
アイカツ!」に登場した学園長先生が二人とも女性だったことと打って変わり、スターズでは男性が学園長で少し驚きました。加えて言えば、なんかしょっぱなからバラ咥えて出てくるし……。
 学園長のセリフから、彼がラスボスなのかもしれないし、2クールあたりで話を区切って、そこのボスにするのかもしれないし、もしくは全然関係ないのかもしれないし。どちらにせよ、黒幕側の人間であることに間違いはなさそうですね。
 
続く3話のタイトルは「わたし色の空へ」です。あーこれあれだわ、アイカツで年に一度はあった「自分らしさを見つけて大きく成長する話」だわ……。
 前述では「アイカツ!」との差別化について触れましたが、私としては、別の作品として作りつつも、アイカツの雰囲気や「らしさ」は受け継いで欲しいなというのが、素直な気持ちです。ランニングのときの掛け声はまさに私のやって欲しいことをやってくれていました。あぁいうの、これからも増やして欲しいですね。


ではでは、今日はここらで一区切り。


ローラ、劇中で呼び捨てか苗字でしか呼ばれていないから、ちゃん付けで呼べない……。


絹保