Silk Cocoon

未来に在る思い出を探して綴るアイカツおじさんの日記

アイカツ175話「叶えたい未来たち」感想

絹保です。

今日はアイカツ175話を観た感想を書きます。

 

 

ざっくり175話のあらすじ


1、SLQC一日目の夜。それぞれのアイドルたちは、今日のステージを思い返していた。ステージを二日目、三日目に控えた者は自分たちのステージに対する想いと緊張を再確認し、ステージを終えた二人は、全力を出しきった結果を受け入れ、それぞれの親友に対してエールを送った。

2、戦いが始まる。二日目はのの、凛、まどかの三人が続けてステージに立つ。結果は三人とも一位の珠璃に及ばず、二日目が終了した時点でも、珠璃が一位を守っていた。

3、のの、凛、まどかはそれぞれ結果を受け止め、これからも全力でアイカツをする思いを改めた。三日目はひなき、スミレ、あかりのステージが待っている。それぞれがSLQという栄光に対する想いを持ち、心意気がある。激闘の熱が冷めやらぬまま、戦いは三日目へと続く。

 


SLQCの二日目。みんなそれぞれ一日目の反省と感想を語り、自分たちの緊張を確かめていました。今回の見所はいっぱいありましたね。一個ずつ話していきましょう。

・ののっちとリサっぺに関して
 初日に敗北してしまったリサっぺ。ののっちはそんなリサっぺのことを元気付けようと料理を作ってきます。ののっち料理めちゃくちゃ上手い。しかしののっちは、元気付けると同時に自分の緊張を紛らわそうとしていたのかもしれませんね。リサっぺから本音を聞き、「大好きなののっちを全力で応援する!」とエールを贈られると涙を浮かべ、絶対にスターライトクイーンになると宣言しました。
 ののっち初のソロステージと、初公開となるソロlucky train。ののっちの歌声がかわいすぎることもそうですが、前回のMove on nowがリサっぺに相応しい歌だとすれば、今回のlucky trainは、ののっちに相応しい曲だったかもしれない。
リサっぺに関しては先週の記事を読んで欲しいので割愛。lucky trainの歌詞は、ののリサの二人で歌うからこその魅力が溢れていますが、ソロVerでは「相方に対する想い」のようなものを感じられました。言い換えれば「相方に対する想い」をお互いに歌い合っている曲、と言いますか。二人Verでは歌い合う、ソロVerでは相手に向けて歌う違いがある。そう感じました。個人的にはね。

・凛ちゃん&まどかちゃんに関して
 しりとり。かわいいと言うか、仲睦まじいと言うか。ののリサが子供の頃からの親友であることに対し、この二人は出会ってまだ一年ですが、毎日長い時間を一緒に過ごしたからこそ、この距離感が出来上がっているのでしょうね。仕草も似ちゃうわけだ。
 ののリサはアイカツを始めてから数ヶ月での大舞台ですが、凛ちゃんまどかちゃんにとってはスターライト入学から一年間の集大成となるステージです。涼川先生が「自分のステージよりも緊張する」と言っていますが、涼川先生も教師になってようやく一年。最初に担任したクラスの生徒なのですから、そういった緊張も人一倍だったのではないでしょうか。
 実は、凛ちゃんまどかちゃんが直接勝敗を分ける戦いをするのは、今回が初めてでした(ユニットカップやメークイーンカップは例外として、個人出場するステージに限る)。つい先日、二人の友情を確かめるようなステージを成功させたばかりですが、今回はやけに「ライバル」という単語が使われていました。
 「フレンド」は元々、ライバルでも友達である、いちごちゃんとセイラちゃんのユニット「2wingS」の歌でした。今回の話で、凛ちゃんとまどかちゃんは更にフレンドが似合う二人になったのではないでしょうか。

・フィーバーアピールに関して
今回の話でも、本来は発動できないコーデでのフィーバーアピールが登場しました。新ドレスが登場していても、やっぱり凛ちゃんにはソウルマリオネットコーデ、まどかちゃんにはエンジェルアリスコーデのイメージが強く、大舞台には相応しいコーデだったと思います。凛ちゃんは新しいドレスを持っていますが、ブライトワールドコーデはダンシングディーバのステージで使うコーデなのでしょう。個人的にもソウルマリオネットとMY SHOW TIMEが大好きなので、とても嬉しかったです。


 気になった点をいくつか。
・ののっちがリサっぺの言葉に涙を浮かべるシーン。アイカツでは涙が特別なものとして扱われていて、よほど大切なシーンでしか使われないようになっています(制作スタッフのインタビューより。どこの記事かは忘れた)。だからこそ、ののっちにとってリサっぺがどれだけ大切な存在で、大好きな相手であるのかが強調されたのではないでしょうか。予告で観てびっくりしたけど、あぁそういうシーンか、とすっきりしました。

・ののっちのステージが始まる直前、ステージを観る先輩陣がちらっと映りますが、あおいと蘭は居たのに、いちごちゃんが居なかったこと。あれが何かの伏線なのか、気になります。

・いよいよスターライトクイーンが誰になるのか、決まる瞬間が近付いて来ました。このまま珠璃ちゃんが一位になるのか。それとも三日目に誰かが上を行くのか……。これが単純な話なら、主人公であるあかりちゃんが優勝するんでしょ、と言われるかもしれません。が、そう簡単に行くかな、というのが個人的な意見です。
 一年目で描かれたSLQCでも、主人公であるいちごちゃんは、結局美月さんに勝つことは出来ず、敗北しています。これは二年目に繋げるためとは言え、こうして主人公が敗北するパターンは充分にあり得るわけです。
 三日目にはひなきちゃんとスミレちゃんも出場します。ひなきちゃんはブランドのミューズとしても活躍しており、幼い頃からのキャリアもあるアイドル。スミレちゃんは、スターライトに入学してから半年で「ステージに咲く氷の華」という二つ名が付く程の天性の才能を持っており、現在は歌手として大活躍しています。あかりちゃんだけが実力を付けた存在ではないわけですね。
 また、あかりちゃんは、いちごちゃんに対して「スターライトクイーンになります」と宣言していますが、あかりちゃんの目標はあくまで「いちごちゃん」であり、SLQではありません。SLQはいちごちゃんに近付くための一歩にはなるかもしれませんが、あかりちゃんが絶対に掴む必要のあるものではないわけです。
 スミレちゃんがクイーンになることもあり得るし、ひなきちゃんも、珠璃ちゃんもあり得ると思います。ひなきちゃんに関しては夜の珠璃ちゃんとのシーンで覚悟を決めた様子が伺えましたし、珠璃ちゃんは前回で成長っぷり、今回でどんな結果が出ても受け入れる心が描かれていました。スミレちゃんは、次回でもっと描かれるのかもしれませんね。
 それと、あかりちゃんが勝つことでは無く「良いステージにしたい」と言っているあたり、あぁあかりちゃんだなぁ……、と感じました。

 まだまだ何が起きるか判らない展開が待っていそうなSLQC。ハイレベルなこの戦いを制するのは、いったい誰なのか。目が離せませんね。


 ではでは、今日はここらで一区切り。


絹保